From: 茨木 英光
午前0時13分 土曜日
JP 兵庫県 宝塚市
はじめまして、こんにちは!!
カイロプラクティックセンターぶどうのえだ院長、
関節マスタードットコムの茨木 英光(いばらき ひでみつ)
と申します。よろしくお願いします。
-プロフィール-
1972年 大阪府池田市生まれ
1991年 梅田カイロプラクター養成所卒業
1996年 日本カイロプラクティックカレッジ大阪校卒業
1991年〜2000年 共立外科内科病院勤務
2000年7月 カイロプラクティックセンターぶどうのえだ開院
2002年4月 若返りストレッチ教室開講
現在、放送大学にて心理学を勉強中!!
[認定・所属]
日本カイロプラクティック連盟認定カイロプラクター
日本カイロプラクティックカレッジ認定カイロプラクター
ニューロサイエンス徒手医学会会員
[連載コラム]
宝塚子育て情報誌トゥインクル 子育てママの健康ひろば
[論文]
「姿勢不良による頭蓋内圧の上昇と眼球運動との関連」
MANUAL MEDICINE VOL67 2008,5
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時のたつのは早いもので、私もカイロプラクティックを学んでもう20年になりました。
その20年間、必死に勉強して2000年の7月に自分の施術院を開業する事もできました。
施術院を開業する前の病院勤務の時に、ひょんなことからあみだされた、このダブルモーションテクニックは、臨床で必ず結果が出せるテクニックです。
今からしっかり説明させて頂きますので、どうぞよろしくお願いします。

当時、私(茨木)は勉強をしながらも外科病院の物療科に勤務していました。
そんなある日、ぎっくり腰の患者さんがタンカに乗せられて運ばれて来たんです。
看護士さんがいきなり一言・・・、
「よろしくおねがいしまーす。」と言って、診察室へとそそくさと帰って行くんです。
「よろしく!?」と言われても腰痛で動けない人を目の前にして、
どうしたら良いのやら・・・(泣)
でも、「しばらく休憩したら帰ってください。」なんて言えないし・・・。動揺している
場合ではないので、とりあえずみてみようと思い、その時に考えたのは、
タンカで横向きになっている患者さんの、腰を母指で軽く押さえながら、
おへそを前に突き出す姿勢でした。
何回か繰り返している内に、患者さんが側臥位で寝ている状態でしたが、おへそを
十分に突き出せる動きが出来るようになり、
そしてなんと!!
びっくりすることに患者さんは膝に手をついて体を前傾させた姿勢で何とか座る
ところまで出来るようになったんです。
しかし、まだ腰を伸ばすことが出来ません。
「う〜ん、まだまだだなあ〜。やっぱりこの状態でも家に帰すわけにはいかない!!
なんとかならんものかなあ〜」と、試行錯誤していて何気なく試したのが、

両母指で腰を押さえ、私の頭を患者さんの
背中に当て、私にもたれて来てもらうことでした。
患者さんがもたれてくると、母指に腰からの体重が「ググッ」と伝わってきたので、
その時に・・・
「このまま母指で押しながら患者さんにおへそを突き出してもらったら、腰が入って立てるかも!」
と閃きが頭に浮かび、ゆっくりとおへそを突き出してもらいました。
そうすると腰が前に入っていくのと同時に指も「グイッ」と大きく入っていくのです。
心の中では「おお!!」と歓声を上げていたのですが、口には出さずに、
この動作を何度か繰り返しました。
そうしたら、なんと、なんと!!患者さんの腰がみるみる伸びていくのです。
そしてできなかった腰を伸ばすことができるようになったので、この勢いで
そのまま立ってもらうことにしたんです。
しかし、急に立ってもらうのも危険かと思い、落ち着きを取り戻し、
「腰に当てている指で最後まで押し上げていきますので、一緒に立ってみましょう!」
「私がせーのって言ったら立ってくださいね!!」
と、患者さんに伝え、立ち上がる時に母指で押し上げて追いかけていくと、
最後に腰が「スコッ」と小さく入っていく感触が伝わったんです。
「なんだろう!?この感触!!?」
患者さんはもちろん、その場に立つことが可能となり、腰の痛みはまだ残ってはいるものの歩いて帰ることができたんです!!
その時はどのような原理で立てるようになったのか十分理解できていませんでしたが、
患者さんに動いてもらいながら、その動きを強調するように
押圧すると関節は大きく動くものなのだと実感したんです。
この時に伝わった手の感触から、ダブルモーションテクニックが始まりました。

それ以来、このテクニックの不思議さにいろいろ仮説をたて、なおかついろんな
資料をたくさん読みながら、臨床で使って理論と実践を繰り返しました。
今になって考えてみると、その時にダブルモーションテクニックの基礎である原理が
できていったように思います。
で、その原理をお話ししていくと、ダブルモーションテクニックは名前のとおり、
モーションを2つ使って関節を動かしていくテクニックです。
この原理は実は特に新しいものではなく、人体以外でもごく日常で用いている
普遍的な原理なんです。
例えば・・・
木の枝をのこぎりを使って切る時に、枝の上から切り始めます。もし、枝を下の方から切っていけば、切っている枝の先の重みで、枝がのこぎりの歯を挟んでしまい、のこぎりが動かせなくなってしまいます。
では、枝を上から切るとどうなるでしょうか?
そうです!!
今度は逆に切ることにより、枝自体の重みで切りやすくなるはずです。
つまりは、
「切るモーション」と「枝が重力で垂れ下がるモーション」
の2つが合わさり、枝を楽に切ることが出来るのです。
これがダブルモーションテクニックの根幹の原理です。

ダブルモーションテクニックの原理はわかっていただけたと思いますが、実際には
どのようにするのか!?という疑問があると思います。
今度は股関節を例にして実例でお話ししていきますね。
股関節の場合、患者さんに側臥位になってもらい、術者は患者さんの脚を外転します。
次に、患者さんに脚を内転するように指示し、術者はそれに抵抗をかけます。
抵抗をかけながら内転すると、大腿骨頭が外側に外れようとする力が加わるのですが、術者のもう一方の手で、大腿骨頭を押さえると、逆に大腿骨頭は寛骨臼の中に滑り込んでいきます。
内転するモーションと大腿骨頭を寛骨臼に入れるモーションの二つが合わさることによって、大腿骨頭を単純に寛骨臼に入れる施術よりも大きく安全に動かすことが可能になるのです。
もちろん、股関節でもたくさんの方法がありますので、上記はほんの一例です。

さて、ご紹介しているダブルモーションテクニックですが、今回、腰部と骨盤の部分を集中的に4時間にわたって、一部の先生にセミナーで公開させて頂きました。
腰部に関しては、ぎっくり腰、慢性腰痛などの詳しいメカニズムから施術法までを完全網羅し、骨盤では、骨盤を小さくする技法から、もちろん調整テクニックまでも、こと細かく説明し、実演しています。
セミナーDVDに関して、今からさらに詳細なご説明をさせて頂きます。

ダブルモーションテクニックセミナーDVDでは腰痛のメカニズムをわかりやすく
説明します。
このメカニズムから腰部のダブルモーションテクニックがどれだけ有効かが
わかってきます。
例えば、
腰痛の時の椎間板は?
そして靱帯は?
筋肉は?
それぞれの状態を知ることで、何をしなければいけないのかがわかるのです。
セミナーDVDでは、「ぎっくり腰」「腰が抜けそうな時」の機能解剖とそして、「前傾姿勢でしか歩けない場合」「腰が痛いが直立で立てている場合」「慢性腰痛」などの施術方法をそれぞれ公開しています。
ダブルモーションテクニックはぎっくり腰で来院した方でも改善させ、
患者さんも納得して帰宅して頂けます。
先生はぎっくり腰のメカニズムがわかりますか?
実はわかっているといっても、構造レベルでわかっていないと施術が
うまくできないのです。
今回のセミナーDVDでは、ぎっくり腰が確実にわかるようになります。
なぜ言い切れるのか?
それは、ここまでぎっくり腰をきっちり専門的に説明したものはなかったからです。
もちろん!!
実技までばっちり公開していますので、次の日から施術院で使うことができるのです。

施術家の先生ならば一度は患者さんから懇願されて、どのようにしようか困った経験
がおありではないでしょうか?もし患者さんから施術中に、

「骨盤のラインをしめたいんです!!」
と言われたら先生はどのように対処されますか?
ダブルモーションテクニックの骨盤の施術にその答えが明確にあります。
ダブルモーションテクニックは、関節を正常に戻すことにより、骨盤にアプローチして女性の美容的な問題も解決できる方法です。
しっかりした原理原則と施術家の臨床に裏打ちされたものだから、安心して取り入れる
ことができ、またその場で改善していることが患者さんにもわかります。
骨盤テクニックは、2つのモーションの動きで確実に骨盤に変化をもたらします。
実際に患者さんから、
「これだけ変化するならば、毎日ここで矯正してもらいたい!!」
と感嘆されたテクニックを余すところなく公開します。
これだけで、施術院のひとつのメニューとしてなりたつほどに
完成度が高いテクニックだと自負しています。

生理痛のメカニズム医学的に解き明かされていますが、生理痛と身体のバランスを明快にわかりやすく結びつけ、なおかつ手技でそのバランスさえも正常にしてしまうのがダブルモーションテクニックのユニークなところです。
骨盤と腰部の全体的なアンバランスをダブルモーションテクニックで正常に調整することにより、たくさんの生理痛患者さんも喜ばれることでしょう。

それではダブルモーションテクニックセミナーDVD<腰椎・骨盤編>をみて、
先生の施術にどのような効果がでるか挙げてみますね。

昨今、いろんな施術法が生まれ、そして活用されていますが、ダブルモーションテクニックほど「原理」「原則」を基本に、系統的にまとめられているものはないと思います。
なぜ、そのようにするのか?
なぜ、その方向にモーションをかけるのか?
これは内容を知って頂くとわかると思いますが、患者さんも動いてもらうという工夫により、無理なく関節の調整ができ、なおかつ、関節を動かす力になる。これがダブルモーションテクニックの真骨頂です。
あとは施術家が、関節を導くだけでいとも簡単に関節が矯正できます。
まさしく関節マスターの称号にふさわしいテクニックです。
このダブルモーションテクニックをマスターすれば、速効で骨盤の調整、腰部の調整、痛み、関節の可動域が瞬く間に変化することを目の当たりにするでしょう。
では、ダブルモーションテクニックセミナーDVDの詳しい内容をさらにご紹介します。
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